アーユルヴェーダとは
世界3大医学の1つと言われているアーユルヴェーダをご存知でしょうか。アーユルヴェーダは、サンスクリット語でアーユス(生命)とヴェーダ(知識)の複合後です。
アーユルヴェーダの歴史は5000年と言われ、ギリシア医学、中国医学に続き世界最古の伝統医学として現代まで受け継がれてきました。
人間には、「ヴァーダ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)」と呼ばれる3つの性質があるとされ、これらの要素をまとめてドーシャと呼びます。ドーシャを構成する3つのバランスが取れている状態は健康的な状態とされ、逆にこのドーシャが偏ってしまうと心身の疲れや不調を起こすと、アーユルヴェーダでは考えられています。
また、アーユルヴェーダでは食事法も考えられており、3つの性質の違いによって、それぞれ積極的に食べた方が健康に良いものや控えた方が良い食べ物を区別しています。
健康に対するアプローチは異なりますが、ヨガや瞑想などの健康法もアーユルヴェーダの目指す健康と根本的に同じもの考えられています。
アーユルヴェーダのエステの種類とは?
身体的側面から、体の健康をアプローチするアーユルヴェーダでは、主に、ハーブオイルマッサージを駆使して、ドーシャのバランスを保とうとします。
例えば、タイラダーラと呼ばれる、温めたオイルを部分的に、あるいは全身に流し込み、体の中の毒素や老廃物を取り除くデトックス効果を促すものとされています。
また、脳のマッサージと呼ばれるシロダーラでは、額を中心にオイルを流し込み、心身のストレスを緩和、リラックスした状態へ導きます。
使用するオイルは、施術前に普段の生活の状況をカウンセリング。ドーシャの性質を判断し、体内の調和が取れるようにセラピストが効果的だと考えるオイルを選択してマッサージを開始します。
施術を受けた方には、仕事上で溜まった疲れや、イライラ、疲労感などからアーユルヴェーダを受けにエステサロンへ訪れる方や、以前から興味を持っていて施術を体験する女性の方が多く見られます。施術を受けている中で段々リラックス状態になり、眠ってしまう方もいます。
ストレス社会とよく言われる中、時間に追われてしまい毎日の生活リズムをなかなか規則正しく整えるのは困難だといえるでしょう。アーユルヴェーダは、そうしたドーシャの偏り(体内の不調)を、その人のもともと持っている3つの性質をカウンセリングから聞き取り、バランスの取れるように、オイルマッサージを通して、身体の内から調子を整えるとされています。